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#15 「蜘蛛の子」



ウィンデンバーグ
シュリーキング・ラマ

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スカーレット:
「お姉さん、さっきからすごいペースで飲んでるけど大丈夫ですか?」


コーデリア:
「良いから作って」

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スカーレット:
「注文されたからには勿論作りますけどね。あまり無理なさらず……」

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「あ、こんばんは。何にします?」

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イーサン:
「火の海を作れ」

スカーレット:
「かしこまりました」

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「(嫌だわ、怖い客……。働き始めて初日、無事平和に終わると思ったのに
最後になって気難しそうな客が2人も……早く解放されたいわ)」

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イーサン:
「良い飲みっぷりだな。……隣で飲んでも?」

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コーデリア:
「ええ、どうぞ」

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イーサン:
「浮かない顔だ」

コーデリア:
「……」

イーサン:
「いつもため息をついてるな」

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コーデリア:
「いつも?……前に会ったこと、あるかしら?」

イーサン:
「ずっと前に」

コーデリア:
「そう?初対面だと思うわ」

イーサン:
「ここで、いつも遠くの席から眺めていた。何かにいつもうんざりしているようだった。
その表情が印象的でね」

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コーデリア:
「よく見てるのね、私のこと。その通りよ。
私、そんなに他人に分かるほど嫌な顔をしていたのかしら?
最悪だわ。悩んでいることは事実だけれど」

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イーサン:
「その悩みというのは、努力は認められず、思うような仕事が取れない。そうだろ?」

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コーデリア:
「…………あなた、誰?私の心の中が読めるわけ?怖いわ。仰る通りよ。
もしかして、私が役者をしていて、他の役者に良い役を横取りされるのを
指をくわえて黙って見ていることしかできない、哀れな底辺役者、ということまでご存知かしら?」

イーサン:
「クク…随分と自暴自棄な様子じゃないか。
それがある日突然、どれでも好きな役を演じられるようになり、周りからは評価され、
絶賛される中で自分の目指すものを成し遂げることができるとしたら?」

コーデリア:
「それはもう嬉しいわ。役者冥利に尽きることよ。
願うだけ無駄なことだけれど」

イーサン:
「叶えてやろうか」

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「俺だったらお前の望みを叶えてやれる」

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コーデリア:
「ふふふ…あなたはもしかして、魔法使いなの?おかしなこと言うのね。
それとも、飲まないうちからもう酔ってしまったの?」

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イーサン:
「何が欲しい?一番欲しいものを教えろ。名声?金?それとも……すべて?」

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コーデリア:
「……。それ聞いてどうするの?冗談はやめて。叶うわけないじゃない。
だからこうしていつも馬鹿みたいに真面目にお芝居して、こんな場末で飲んでいるのよ。
分かる?そんなに簡単に叶ったら夢みたいよ」

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イーサン:
「俺のところへ来れば、夢を現実にしてやる」

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コーデリア:
「馬鹿みたい。もしそれが本当なら、私は何かあなたに差し出さないといけないわね。
けれど、残念ながら私は何も持っていない。価値がない女なの。ごめんなさいね」

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イーサン:
「無価値?素晴らしいな。ますますお前が気に入った。名前を聞いておきたい」

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コーデリア:
「私みたいな女の名前が知りたいの?コーデリア・アレンよ。あなたは?」

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イーサン:
「イーサン・ファルシュ」

コーデリア:
「ファルシュ。変わった名字ね。
イーサン。そんなに私に興味があるの?
いたのね、私に興味を持つ人って。面白い人」

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「でも……あなたは不思議な人ね。
あなたの目を見ていると、魔法がかかったみたいに吸い込まれそうになる」

イーサン:
「なら」

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「吸い込まれてしまえば良い」

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