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#26 「誰が為に」

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アーサー:
王の周りを囲み護る者たち、12人。
12人、王誕生し、没するまで王がためその身を賭す。
王にすべて捧げたのち、安息の地へ向かう。
王に赤子生まれれば、再び12人、円卓を取り囲む


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円卓の騎士とは……。
ベラミー家の跡継ぎを守護するために存在する12人の者たちのこと。
家に生まれた一番目の男子にのみ付き従う。つまり、俺のことだ。
俺が生まれてから死ぬまで、彼らは俺を護り続ける


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長男として生まれた父さんにも、俺とは別に、円卓の騎士がいる。
円卓の騎士は、古代から存在していたといわれている


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時代とともに少しずつ性質を変えながらも、本質は少しも変わることなく、
今でも12人の制度は続いている。
彼らは普段は一般市民の中に紛れ、何食わぬ顔で暮らしている。
その職業は医者、プログラマー、小説家、科学者……。
環境に溶け込み、社会の一部として認識され、一切怪しまれない。
でも、これらはすべて仮の姿


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ピーター:
「ケイト、今朝の記事なんだが、もう読者からの反応が40通も来てる。
どれも好意的な意見だ。なかなか他の奴らが気付けないところに目をつけてる。
フィンチャーさんも褒めてたよ。凄いじゃないか。君はセンスが良い」

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ウィロー・クリーク
セイウチ・ブックス

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ケイト:
「ありがとうございます」

ピーター:
「今後もこの調子で頑張れ。お疲れ様」

ケイト:
「はい。お先に失礼します」

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ピーター:
「ああ、ケイト」

ケイト:
「はい?……何でしょう」

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ピーター:
「今度一緒にメシでもどうだ?
担当面は違うが、今後の新しい企画について君個人の意見が聞きたい」

ケイト:
「ええ、光栄です。私で良ければ、是非」

ピーター:
「助かる。……ああ!そうだ、すっかり忘れていた。実は少し手伝ってもらいたいことが……」

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ケイト:
「はい……あ、ごめんなさい」

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「私うっかり、マナーモードにしていなくて」

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「(ジェイコブ?)」

ピーター:
「構わないさ。手伝いはまた今度頼むよ。それじゃ、明日も宜しく」

ケイト:
「すみません」

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「ジェイコブ?どうしたの?…………ええ!?」

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ガウェイン:
「ご友人方、どうぞ。しばらくお掛けになってお待ち下さい」

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ジェイコブ:
「いや、俺たちは……」

ガウェイン:
「またお呼びします。それまで病院から外へ出るのは控えて下さい」

ジェイコブ:
「…………」

リアム:
「…………」

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トリスタン:
「………………………………」

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「………………ごゆっくり」

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ジェイコブ:
「…………」

リアム:
「…………」

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ジェイコブ:
「俺たち、『拉致られた』な」

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「ありゃあ、救急隊員でもなければ、医者でもねえぞ。……まさか」

リアム:
「…………円卓の騎士」

ジェイコブ:
「だよなあ……。12人のうちの2人ってことか」

リアム:
「さっきの救急隊員も円卓の騎士だったのかもしれない」

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ジェイコブ:
「あいつ、マジでとんでもないお坊ちゃんなんだな。そんなお坊ちゃんを俺たちは……」

リアム:
「…………」

ジェイコブ:
「俺たち、どうなるんだろうな?この後。間違いなく……」

リアム:
「俺たちのことなんてどうでも良い。今は……」

ジェイコブ:
「……ああ。そのぐらい分かってる。今はとにかくアーサーが助かるのを祈るしかねえ」

リアム:
「…………」

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ジェイコブ:
「ていうか、アーサーの奴、何でオーバードーズしたんだ、そもそも。
お前、いつもどんだけアーサーとキメてた?」

リアム:
「別に大した量じゃない」

ジェイコブ:
「はっ、そのセリフ、円卓の騎士の面前で言ってみな。ギロチンどころじゃ済まねえぞ。
……。
あいつさ……ずっとパーティーのホストと喋ってただろ?あの薄気味悪い全身黒ずくめ野郎とさ。
あの男に聞けば状況が分かるはずだ。お前、連絡先交換したんだから連絡付くだろ」

リアム:
「……繋がると思うか?」

ジェイコブ:
「思わねえ。今頃『警察』の尋問を受けてるかもな」

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イーサン:
「さて、次の予言は何だ?」

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ランスロット:
「…………」

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イーサン:
「……お前のような者を招待した覚えはない」

ランスロット:
「動くな。……悪魔め」

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イーサン:
「何の真似だ?……ああ、お前がかの有名なベラミー家が擁する円卓の騎士か。
ならば歓迎しよう。ようこそ、我が屋敷へ」

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「本来ならば、盛大に出迎えるべきだろうな」

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ランスロット:
「…………」

イーサン:
「俺を殺しに来たのか」

ランスロット:
「我々の王に故意に危害を与えた罪は重い。
よって、この世から消えてもらう。自分の犯した罪をあの世で悔いるが良い」

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イーサン:
「今夜のことは事故だ。警察には事情を話したが、お前にも話した方が良いのか?」

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ランスロット:
「動くな。貴様の話など必要ない」

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イーサン:
「聞く耳持たず、か。ククク、天下のベラミー家がまるでマフィアだな」

ランスロット:
「……」

イーサン:
「……お前たちの存在は文献上だけの存在かと思っていた」

ランスロット:
「その言葉、そのまま貴様に返そう。歴史の中に大人しく埋もれていれば良いものを」

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ベディヴィア:
「トリスタン!お前は何をしておる!全く、この一大事に遊んでいる場合では……不敬であるぞ!」

トリスタン:
「……しっ。静かに」

イーサン:
「おやおや……一体誰と勘違いしている?」

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ランスロット:
「むしろ私の勘違いであってほしい。
貴様を取り巻く者たちのおぞましい姿、そして屋敷の至る所に蜘蛛の装飾が施されてある。
思い当たることがある。
お前は私たちが300年前滅ぼしたシェリンガム家の末裔ではないのか?」

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イーサン:
「もしそうならどうする?」

ランスロット:
「再び滅ぼすのみ」

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イーサン:
「それがお前たちの正義だと?」

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ランスロット:
「そうだ。不安は取り除く。王のために」

イーサン:
「ククククク……」

ランスロット:
「死を目前にして気でも触れたか」

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イーサン:
「楽しくて楽しくてたまらないのさ。
お前たちはその『王』に狂信的とも言えるほどに傾倒している。
だが、肝心の『王』はと言えば、お前たちから逃げ回ってばかり。そうだろ?
冥土の土産に教えてくれ。何故お前たちは『王』に仕える?」

ランスロット:
「それが神が我々に与えられた使命だからだ。王をお護りすることこそ、我々にとって最上の喜び」

イーサン:
「ただ平和と安寧を祈るだけしかできない愚かな人間をお前たちは王と呼ぶのか?
自分の役目を満足に果たせない人間を?」

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ランスロット:
「……黙れ。おしゃべりはここまでだ。その減らず口、二度と利けぬようにしてやる」

イーサン:
「それは寂しいな。もうじき殺される運命にあるんだ。もう少し話をしようじゃないか。
実は俺にもお前たちと同じように使命がある。
しかしお前たちの『王』と話すうちに、次第に考えが変わったよ。もっと良いことを思い付いた」

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ランスロット:
「動くな!」



イーサン:
「どんなことだと思う?」

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「『王』は殺さない。ただし、生かしてもおかない。
そうすれば、これからお前たちは何も言葉を発しない人形を護ることになる。
もっともこちらとしては、遊び足りないがな、ククク……」

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ランスロット:
「貴様!」

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イーサン:
「死すら厭わないお前の忠誠心が果たして本物かどうか……試してやろう」

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ランスロット:
「!?」

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トリスタン:
「!!?」

イーサン:
「……300年前」

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「『蜘蛛の子散らし』と呼ばれた魔女狩りで多くの者たちが命を失った。
処刑場には多くの民衆が集まり、穢れた血の魔女が引き出されるのを見るや否や、皆口々に罵った。
さて、当時のベラミー家の『王』の名は?
アーサー。――アーサー・ベラミーだ。
竜の灼熱の炎で身を焼かれながら、シェリンガム一族はアーサー王に向かって呪いの言葉を叫んだ」

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「『300年後にお前たちの前に必ず現れよう』と。」

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「さあ、踊ろうか。たった一人で蜘蛛の巣に入るなら、用意はできてるんだろ?」

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ランスロット:
「…………!!」

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コーデリア:
「何をしていたの?もう終わったんでしょう。私に答えられることは何もない」

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イーサン:
「気分は?」

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コーデリア:
「最悪よ。こうして突然、こんな寒い部屋に引きこもっていなければならないなんて。
ここから出てはいけないなんて、私に見られると何か都合が悪いことでもあるのかしら?」

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イーサン:
「……」

コーデリア:
「……警察に知られたわね」

イーサン:
「知られたところで絶対に奴らは動かない。警察は表面上、ここへ来て捜査をするふりをしただけだ」

コーデリア:
「自信のある答えね。頼もしいわ」

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「…………」

イーサン:
「……何だ?」

コーデリア:
「今夜のこと、私は聞いていない。『大物』というのは、ベラミー家の息子のことだったのね」

イーサン:
「そうだ。やっとだ。やっと会うことができた」

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コーデリア:
「何のために?あのベラミー家にこんな……。あなた、ただでは済まないわよ。どうする気?」

イーサン:
「クク、こんな?」

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コーデリア:
「とぼけないで。今回の騒ぎを起こしたのはあなたのせい。私は見たわ。
彼のグラスに注いだお酒に、ドラッグを混ぜているのを」

イーサン:
「お前は見ていたのに止めなかった」

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コーデリア:
「…………」

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ジェイコブ:
「随分経ったな。今、何時だ?」

リアム:
「…………」

ジェイコブ:
「なあ、あの時いた女。俺はどうも見覚えがある気がしていたんだが、
女優のコーデリア・アレンそっくりだったよな。本人だったりして」

リアム:
「………………」

ジェイコブ:
「んなわけねえか。いるわけねえよな。よりによってあんな所に、あのコーデリア様が。なあ?」

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「…………。リアム?」

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リアム:
「アート……」

ジェイコブ:
「馬鹿野郎、泣いてんじゃねえ。……泣いたって状況は変わらねえぞ」

リアム:
「アートはどうなるんだ?アートは、死ぬのか?ジェイコブ。俺が、俺が誘わなければ……」

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ジェイコブ:
「リアム、落ち着け。良いか、今はアーサーが助かることだけ考えな。
とにかく、余計なことを考えずに。ケイトにも連絡したから、そのうち来るぜ」

ケイト:
「ジェイコブ!」

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ジェイコブ:
「そら来た!ケイト、待ってたぜ。お前が来なきゃ間がもたねえって思ってたところだ。
どうやって来たんだ?」

ケイト:
「車よ。はあ……もう、2つぐらい信号無視してきちゃったわ。
アーサーは!?意識は戻った?」

ジェイコブ:
「まだだ」

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ケイト:
「そう……。何が起こったか詳しくは聞かないでおくわ。……今はね」

リアム:
「…………」

ジェイコブ:
「ありがてえ。王子様がお目覚めになるまで俺たちは軟禁状態になりそうだぜ。
お前まで巻き込みたくなかったけどな」

ケイト:
「軟禁状態?何の話よ?」

ジェイコブ:
「何でもねえよ。ケイト、リアムを頼む」

ケイト:
「……ええ」

ジェイコブ:
「悪いな。いやあ、さっきからトイレに行きたくてしょうがなかったんだ」

ケイト:
「はいはい。行ってきなさい」

ジェイコブ:
「おう、助かるぜ」

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「……」

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ガウェイン:
「どちらへ?」

ジェイコブ:
「うおっ!!?(このオッサン、まだいたのかよ)……ただの用足しだ」

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アーサー:
それから、一体どのくらい時間が経っていたのか……。日付は変わっていた。
目が覚めた時には、色々な管と機械に囲まれていた。……俺は死なずに済んだ


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父さんたちもやってきて……今回の騒動は『なかった』ことにする、と言われた。
考えの整理が追い付かないまま、父さんの声を黙って聞いた


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3日間ほどをICUで過ごした後は、しばらくの間入院生活を送ることになった

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アーサー:
「皆、迷惑をかけた……」

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ケイト:
「迷惑かけたのはこっちよ」

ジェイコブ:
「助かって良かったぜ。本当にな。マジでどうなることかと思った。
お前、いきなり倒れちまうんだから」

アーサー:
「ごめん。その……俺の家の……関係者に何もされてないよな?」

ジェイコブ:
「されてないぜ。なあリアム?」

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リアム:
「……ああ」

アーサー:
「良かった。それだけがずっと気になってたから」

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ジェイコブ:
「(多分、意識が戻ったから何もされなかったんだろうな、俺らは……)」

アーサー:
「バンドはどうなってる?俺のせいで皆……」

ケイト:
「はあ……。あなた、こんな状況でもそんなことを考えられるのね……」

アーサー:
「だって大事なことだろ。
でも、皆には悪いけど……俺、当分無理かもしれない」

ジェイコブ:
「そうなるだろうと思ってな、もうライブに足を運んでくれた奴らには告知済みだ。
本日をもってバンドは解散する」

アーサー:
「ええっ!?何も解散しなくても。俺がいなくても良いだろ?」

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ジェイコブ:
「お前がいないバンドに何の意味がある!?それに、お前に迷惑かけちまった。
これじゃあ、とても続けられないぜ」

アーサー:
「……俺のせいで。皆、これから先どうするんだ?」

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ケイト:
「気にしなくて良いのよ。私たち、生命力強いんだから」

ジェイコブ:
「『アレ』並みにな。生き抜いてやるよ。ヤバくなったらケイトのアパートに転がり込む。
忘れてないか?ケイト、ジャーナリストなんだぜ。バリバリ働いてるからな、経済力じゃ安心だぞ」

ケイト:
「男2人を養うにはちょっとキツいけど。その時はその時よ。何とかなるわ」

アーサー:
「……でも」

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ジェイコブ:
「まあアレだ。まだ死の淵から生還したばっかりの身体だ。あまりしゃべるな。
また来るからそんなに心配そうな顔すんじゃねえ。
お付きのオッサンたちがいることだし、安心しておねんねしとけ」

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アーサー:
「…………本当にごめん」

ジェイコブ:
「うるせえな、だから謝るのは俺らだっつってんだろ。帰るぞ俺は」

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ケイト:
「記事にはしないわよ」

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アーサー:
「ありがとう、皆……」

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アーサー:
「…………」

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「……。ランスロット?いるのか?」

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ガウェイン:
「いえ、私です。ガウェインです」

アーサー:
「ガウェインか」

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ガウェイン:
「この度は私どもがいながら、このような事態を引き起こしてしまい、何と申し上げて良いか……。
アーサー様、どうか……どうか、お許しを」

アーサー:
「い、いや、そんなことはしなくて良いよ。顔を上げて」

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「ところで、ランスロットは?」

ガウェイン:
「……おりません」

アーサー:
「いない?」

ガウェイン:
「じき戻ります」

アーサー:
「そうか。こういう時にはいつもランスロットがいてくれるけど、珍しいな」

ガウェイン:
「(…………)」

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イーサン:
「またこの部屋にいるのか」

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「俺の言った通り、捜査は中止になった。……もう忘れろ」

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コーデリア:
「だから私は何も知らなくて良い。考える必要もない。そうでしょう?」

イーサン:
「そうだ」

コーデリア:
「ふざけないで。私に一生背負わせるつもり?
ここで起こったことが一切騒がれていない。記者が聞いてくることもいつも通りの質問。
……相手はあのベラミー家なのに、どうして警察は動かないの?
どうして誰もあのことを口にしないの?……どうして?」

イーサン:
「ベラミー家が望んだことだ」

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コーデリア:
「……望んだ?」

イーサン:
「愛する息子のために当主が黙らせた。誰もベラミー家には逆らえないのさ。
警察は奴らの莫大な金と権力により買われた。これがどういうことか、お前にも分かるだろう?」

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「国を守るはずの警察はもはやベラミー家の犬だ。
第一、話題にならない方がお前にとっては好都合のはずだ」

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コーデリア:
「違う……」

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イーサン:
「何が違う?何を恐れる?お前までベラミー家が正義だと信じているのか?
失望したよ、コーデリア。もう少しお前は賢い女だと思っていたのに。
過去に奴らは一体何をしてきた?他人の犠牲と引き換えに繁栄してきた一族だ」

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コーデリア:
「それがあなたと何の関係があるというの?
イーサン、あなたは間違ってる。
あなたぐらいの身分なら、ベラミー家がどういう家柄なのか知っているでしょう?
あの人は竜の神に祝福されて生まれた人なのよ。
あなたが何を企んでいるか知らないけれど、あの人には何の罪もないわ」

イーサン:
「……じゃあどうする?」

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コーデリア:
「警察に言うわ」

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イーサン:
「お前が言って何がどうなる?既に捜査は打ち切られた。
誰も聞く耳を持たないだろう」

コーデリア:
「警察が駄目なら、新聞社に話すわ。
……私たちは大変なことを起こしてしまったのよ!」

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イーサン:
「公に出してみろ。お前のキャリアはゼロになる。
警察に話す?新聞社に話す?
事実を訴えるなら、当然お前はこの場にいたことも明かさなければならなくなるだろう。
残念だったな。ようやくここまで来たというのに。授賞式も控えてるんだろ?」

コーデリア:
「…………脅す気?」

イーサン:
「世間に出せばお前のスキャンダルもすべて暴露してやる。
ドラッグパーティーに興ずる有名女優……お前は終わりだ」

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コーデリア:
「構わないわ。そんなのクソ食らえ。あなたも終わりね、出来損ないの魔法使いさん」

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「私がいなくなればあなたはずっと……っ!!」

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イーサン:
「身の程をわきまえろ。それでも分からないというのなら」

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「……俺が分からせてやる」

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コーデリア:
「……やめて、やめて!!」

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イーサン:
「ククク……美しい顔だ」

コーデリア:
「……!」

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「(まるで毒でも浴びているみたい……身体が痺れて……)」

イーサン:
「ククク…………」

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コーデリア:
「(イーサンの、笑い声……)」

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「(痛い)」

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「(……………………)」

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コーデリア:
……これまで支えてくれたすべての人に、感謝します

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ジェイコブ:
「おい、これ……コーデリア・アレン。
そうだぜ、コーデリア・アレンだ!思い出した!どこかで見たことあると思ったら」

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リアム:
「ただの女ではないと思ったが…女優だったのか」

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ジェイコブ:
「マジかよ……。
今売れに売れてる女優だぜ。まさか本人だとは思わなかった。こんな女が関わってるなんてな」

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リアム:
「…………」

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コーデリア:
……ノエル、喜んで。私、結婚する

ノエル:
ええ!……おめでとう!!聞いても良いかな、相手は誰?

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コーデリア:
……ずっと付き合ってた人と

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イーサン:
――俺の質問に答えろ。誰と話していた?

コーデリア:
――ノエル・プリジェン。安心して。何も関係はないから

イーサン:
なら、この手紙は何だ?

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コーデリア:
!触らないで!返して!!

イーサン:
この家から出られると思うな!

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コーデリア:
「……もう嫌……。ノエル、メアリー……」

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